第4陣のメンバーは、齊藤、真砂、カワニシ。今回は今までと違ってZENKON湯を直接被災された方々のために設置するのではなく、現地での復旧活動にあたられているボランティアの方々の基地に設置し、建設と同時に現地ボランティアからの情報収集などを行いました。
6月4日(土)の夕刻にZENKON湯1棟分の材料を積みこみ香川を出発。道中、磐梯山SAにて香川からのボランティア3団体が居合わすというミラクルを経験し、翌日のお昼過ぎに岩手県住田町大股地区公民館に到着。
到着し積荷の荷降ろしが終わり、設置場所の確認をし終わった頃、岩手県住田町町長の多田さんが設置場所に来られ、メンバーと現在の被災地の状況、国や県の震災対応など意見交換をしました。(住田町町長の多田さんは、津波による被災をしなかった住田町の町長で被災した隣町の陸前高田市や大船渡市のために、震災3日後に隣町は捨てておけないと林業が盛んな住田町の地の利を生かし、木造の仮設住宅を国や県の許可や町議会の承認を待たず建設を決断し建設した人物)
今回建設したZENKON湯は先日行われていたアロハフェスティバル高松にて設営した材料を再利用+改良したもので、外壁が今までのものと違い杉板張りとなっており、今までの木の香りが好評であったZENKON湯の仕様を更にパワーアップさせた物となっています。
設営時には「陸前高田市災害ボランティア住田町基地」の方々が積極的にお手伝いをしてくれました。
休憩時間に頂いた素麺に付けられたわさびが裏山からの採れたてであることに驚かされ、その味の旨さにまた驚かされました。また、その裏山には「クマが住んでいます。」とも言われ、四国に住んでいる我々は驚かされっぱなしでした。
翌日、外観回りはほぼ出来ていたZENKON湯を完成させるべく早朝から主にお風呂周りや追い焚き機の設置、暖簾の取付などの仕上げ作業を行いました。
作業が終わり、浴槽に水を張り燃焼ユニットスイッチオン!お湯が沸くまでの1時間程度の時間が惜しかったので、そこから陸前高田市の被災地の情報を得るため、ボランティアの大和田さんの案内のもと陸前高田市へ現地調査するのため移動することに。
被災地で立ち寄った場所は津波によって一時孤立状態になっていた広田地区の避難所、陸前高田市で最も体制がととのっている陸前高田市立第一中学校の避難所、そして陸前高田市社協が運営する現地の災害ボランティアセンター、視察した場所でZENKON湯の事を知っている方が数名居られ「知ってますよ。あのカッコイイお風呂でしょ〜」と言われ、徐々に現地での知名度も広がってきている事を実感。
現地調査から帰ってくると完成したZENKON湯から聞こえる楽しそうな賑やかな声。
中を覗いてみるとそこには満面の笑みを浮かべた男達の姿が!
風呂から出てきた時の底抜けの笑顔!
僕達も早速ZENKON湯に浸かり、ここ3日間の疲れを癒すことにしました。
自分たちで建てた風呂ですが、板張りの木の香りに包まれ、板の隙間から光の差し込む明るい浴室空間の素晴らしさを体感し、まだお風呂が必要とされている被災地のみなさんにお届けしたい気持ちになりました。
小豆島ヘルシーランド様よりお預かりいたしました、オリーブシャンプー、オリーブトリートメント、オリーブ石鹸をお土産支援として皆様にお渡しして参りました。
そして早速使っていただきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿